しろくまライブラリー

きなこわらびもち(うさぎ)と元図書館司書2匹の日常。本、映画、ご飯、色々あるよ。

【映画】「プーと大人になった僕」マーク・フォースター

 親友のプーがロンドンにやってきた。僕が忘れた「大切なもの」を届けるために

f:id:OkaraS9:20210104210356j:plain

基本情報

タイトル:プーと大人になった僕

原題:Christopher Robin

原作:「クマのぷーさん」A・A・ミルン、「くまのプーさんウォルト・ディズニー・カンパニー

監督:マーク・フォースター

制作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ

公開年:2018年

カテゴリ:映画

満足度:★★★★/5

 

www.youtube.com

あらすじ

 子供のころに、100エーカーの森で親友だったくまのプーと別れて大人になったクリストファーは、愛する妻と娘と一緒にロンドンで暮らし、旅行かばん会社で忙しく働いていた。

しかし、忙しすぎる仕事に忙殺され、家族とはすれ違いの日々を送り、疲れ果てていた、そんなクリストファーの前に、子供の頃と変わらない姿のプーが現れる。

登場人物

クリストファー・ロビンユアン・マクレガー

幼い頃に親友だったくまのプーと別れて大人になり、現在は仕事に忙殺される日々をおくる。

*プー(ジム・カミングス)

 クリストファーの親友である、クマのぬいぐるみ。別れてからは、100エーカーの森で今も親友を待つ。

f:id:OkaraS9:20210104233220j:image

コメント

子供の頃によく見ていたアニメ「くまのプーさん」。物語中ではよく笑っていた印象が強いクリストファーやプーさん、その2人がお別れをして、大人になる。

大人のクリストファーは結婚し、娘も生まれているが、順風満帆とはいかず、日本でいうブラック企業的な仕事の多さで、家族とはうまくいかない日々を送っている。

悲しいのが、絵を描いたり、物語を考えるのが好きだった少年は、仕事の事で頭がいっぱいで、娘や家族の事は目に入らなくなっており、でも、それが家族の為と思い込んでしまっている、つまらない大人になってしまった事。

そんなクリストファーの前にプーが現れるのだが、昔と同じようにはなれない2人を見ていると、少し寂しさを感じつつ、プーさんの癒される動作や、なんだかんだ言って付き合うクリストファーを見守りつつ、微笑ましく観れた。

プーさんや仲間たちの純粋無垢な言葉の数々は、「夢を忘れた」「頑張りすぎて疲れてしまった」「好きだったものが楽しめなくなった」そんな大人達の心に刺さる言葉が多くあった。

日常で喜怒哀楽や感情が薄れている人は是非観てほしい。子供とみても楽しめる映画です。

それと、3DCGが凄くて、ぬいぐるみのような質感で、それでいて本当に現実にいそうな滑らかな動きをみせてくれる。お馴染みのイーヨーやティガー達もみんなでてきてくれるのも嬉しいところ。

 

 

 

 

 

 ”なにもしないことは、最高のなにかにつながることなんだ。”

byしろくま