親友のプーがロンドンにやってきた。僕が忘れた「大切なもの」を届けるために
基本情報
タイトル:プーと大人になった僕
原作:「クマのぷーさん」A・A・ミルン、「くまのプーさん」ウォルト・ディズニー・カンパニー
監督:マーク・フォースター
制作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
公開年:2018年
カテゴリ:映画
満足度:★★★★/5
あらすじ
子供のころに、100エーカーの森で親友だったくまのプーと別れて大人になったクリストファーは、愛する妻と娘と一緒にロンドンで暮らし、旅行かばん会社で忙しく働いていた。
しかし、忙しすぎる仕事に忙殺され、家族とはすれ違いの日々を送り、疲れ果てていた、そんなクリストファーの前に、子供の頃と変わらない姿のプーが現れる。
登場人物
幼い頃に親友だったくまのプーと別れて大人になり、現在は仕事に忙殺される日々をおくる。
*プー(ジム・カミングス)
クリストファーの親友である、クマのぬいぐるみ。別れてからは、100エーカーの森で今も親友を待つ。
コメント
子供の頃によく見ていたアニメ「くまのプーさん」。物語中ではよく笑っていた印象が強いクリストファーやプーさん、その2人がお別れをして、大人になる。
大人のクリストファーは結婚し、娘も生まれているが、順風満帆とはいかず、日本でいうブラック企業的な仕事の多さで、家族とはうまくいかない日々を送っている。
悲しいのが、絵を描いたり、物語を考えるのが好きだった少年は、仕事の事で頭がいっぱいで、娘や家族の事は目に入らなくなっており、でも、それが家族の為と思い込んでしまっている、つまらない大人になってしまった事。
そんなクリストファーの前にプーが現れるのだが、昔と同じようにはなれない2人を見ていると、少し寂しさを感じつつ、プーさんの癒される動作や、なんだかんだ言って付き合うクリストファーを見守りつつ、微笑ましく観れた。
プーさんや仲間たちの純粋無垢な言葉の数々は、「夢を忘れた」「頑張りすぎて疲れてしまった」「好きだったものが楽しめなくなった」そんな大人達の心に刺さる言葉が多くあった。
日常で喜怒哀楽や感情が薄れている人は是非観てほしい。子供とみても楽しめる映画です。
それと、3DCGが凄くて、ぬいぐるみのような質感で、それでいて本当に現実にいそうな滑らかな動きをみせてくれる。お馴染みのイーヨーやティガー達もみんなでてきてくれるのも嬉しいところ。
”なにもしないことは、最高のなにかにつながることなんだ。”
byしろくま