シャアの理想とアムロの情熱 2人の意思を継ぐ者
基本情報
原作:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(小説)富野由悠季著作
監督:村瀬修好
制作会社: サンライズ
公開年:2021年
主題歌:閃光(Alexandros)
カテゴリ:映画
満足度:★★★★★/5
https://www.youtube.com/watch?v=MJSgeewMd_E
あらすじ
これまでの戦争で死んだ全ての人々の行為を無下にしないため、ハサウェイは反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」への参加を決意。
やがて組織の表向きのリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」として、アムロからは「ガンダム」を、シャアからは「地球の保全」という遺志をそれぞれ受け継いだ戦士となる。
登場人物
地球連邦軍の英雄ブライト・ノアの息子で、表向きは植物監察官候補だが、裏の顔は反地球連邦組織の秘密結社マフティーのリーダーであり、彼自身もマフティー・ナビーユ・エリンという別名を名乗って活動している。新型モビルスーツ「Ξガンダム」の搭乗者。
*ギギ・アンダルシア
極度に感性の鋭い少女で、芯はガラスのようなのにそれを生々しい若い肉体が覆っているという印象。外見の美しさとは別に人を引き寄せる吸引力のようなものがある。たとえ単語一言からでも相手の言いたいことを間違えることなく理解する感性の持ち主。
*ケネス・スレッグ
地球連邦軍所属。階級は大佐。『シャアの反乱』の時に第一線でパイロットとして戦った後、仮想敵がいなくなり実戦もなくなった地球連邦軍で新型モビルスーツの開発を続けていた。しかし、マフティーの掃討部隊に後任の司令官として着任するために政府高官たちとともに地球に降下するハウンゼンに乗り込む羽目になり、そこでハサウェイとギギの二人と出会う。
*レーン・エイム
地球連邦軍所属。階級は中尉。スレッグが自分の赴任前にキンバレー隊に新型モビルスーツ「ペーネロペー」とともに送り込んだテストパイロット。パイロットとして優れた資質を持つが故にパイロットをやることで全ての感性が充足してしまう。
コメント
全3部作の1作目ということで、ペーネロペーとΞガンダム(クスィー)の顔見せぐらいしか出てこないが、映像がリアルというか綺麗すぎだし、音響がもう凄い。
一応は「初代ガンダム」からの「逆襲のシャア」を経ての続編になるが、この映画だけを観ても全然楽しめる。なんならガンダム知らなくても、巨大人型兵器とかロボットもの好きなら満足できる。本当にアニメーション映画の進歩が凄い。
さて、ここからはガンダムを知っている人向けです。
途中でOP流れるのだが、そこで「逆襲のシャア」のシーンの一部が映画の画像で流れるのだが、リアルなニューガンダムが観れるのが嬉しい。逆シャアを今の映像技術でリメイクしてくれないかなー。
MS(モビルスーツ)戦は弾かれたビームの飛沫で地面が溶けたり、バーニアで下にいた市民が悲しい事になったりと、下から見上げるモビルスーツ怖すぎて迫力ありすぎ、戦争映画を観ているみたい。巨大兵器の市街地での恐ろしさがよく分かる。ガンダムだけじゃなく他の機体もカッコ良いし、怖いよ。メッサーの戦闘シーンと出撃シーンかっこえー。メッサーかっこえー。
もちろんガンダム同士の戦いもすごいです。ペーネロペーとΞガンダムのミノフスキークラフトを使った大気圏内の高速戦闘は戦闘機同士のドックファイトやマクロスを思い出す。最後に少ししか出ないけど、ファンネルミサイル見惚れる。バルカン砲の音良いよー。
次を早く観たくてツライ................
”身構えている時には、死神は来ないものだ。”
byしろくま