笑うときは、だれかと一緒だ。
基本情報
タイトル:パンとスープとネコ日和
著者:群ようこ
出版社:角川春樹事務所
カテゴリー:小説
満足度:★★☆☆☆/5
映像化:ドラマ(2013年)
あらすじ
出版社で働いていたアキコは、母の急死をきっかけに会社を辞め、母が経営していた食堂を引き継ぐことを決めた。ただし同じ店ではなく、アキコらしい店に装いを変えて。
サンドイッチとスープを提供する店を舞台に、スタッフのしまちゃんと愛猫「たろ」と共に、アキコの第二の人生が幕を開ける。
登場人物
*アキコ
53歳の独身女性。出版社で長年編集者として働いている。仕事で料理について学んだことで、自分で料理をすることも好きになった。真面目な性格。
*カヨ
アキコの母。生前は一人で「お食事処 カヨ」という食堂を切り盛りしていた。男まさりで大ざっぱな性格。
*しまちゃん
アキコの店で働くスタッフの女の子。お金はないが体力はある。素直で気が利き、アキコの大切な仕事仲間となっている。
*たろ
アキコが飼っているネコ。元々は野良猫だった。
コメント
『パンとスープとネコ日和』シリーズの1巻目です。身内からのおすすめで、文庫版を読みました。
飲食店経営という第二の人生を始める女性のお話ですが、もう一つお話の主軸になっているのが、主人公の複雑な家庭環境です。登場人物を見てください、アキコのお父さんがいませんね?………そういうことです。自身の家庭環境と向き合うアキコの葛藤も見どころとなっています。
ふぇれっととしては、まだ自分の歳がアキコに追いついていないためか(または自分がバリバリキャリアウーマンでないからか)、あまりお話に入り込むことができませんでした。もっと歳を重ねてから読むのが良いのかな。
”最初はみんな素人なのよ。”
byふぇれっと