※ここに書かれていることは、しろくまライブラリーのことであり、フィクションです。
図書館で仕事をしていると、利用者からの無茶な要望をよく聞きます。利用者の声は、投書箱や要望フォームに寄せられます。
もちろん、参考になる意見もあるのでひと括りにはできないのですが、要望というものは叶えられないものが多いです。それは、予算の関係で実現が不可能だったり、個人的な要望だったりするからです。
なので、回答は「要望には添えない」となりますが、それをそのまま出すとクレームになるので、「何とか頑張ってますけどご要望に添えない」的な感じの回答をしたり、「他のサービスで似たようなことしてます」と、論点をズラして曖昧にすることが多いかもしれないですね。
要望なのに叶えられないと逆上するのは、それは要望ではなく、命令や要求や脅迫に近いですね、疲れますね。
もちろん、叶えられる要望で、他の利用者もメリットを得られ、図書館全体が良くなるものは実現しますが、そんな要望は稀ですね。
ここで、無茶な要望の例をご紹介。
①学習室の席がいっぱいで座れないからもっと増やせ。
→図書館を増築しろというのですか、そのお金はどこから出すので?
②俺の読みたい本がいつも無い、借りられているからもっと複本を増やせ。
→図書館は無料の貸本屋でも、あなた専用の本棚でもないので、人気のある本はみんなが読むし、待つしかないのです。すぐに読みたければ買えば良いんじゃないかい?というか、図書館の図書購入費の予算が減っているのは、あなた達が、無駄金減らせと言ったから、減らしやすい図書購入費から削られたのですよ、他の予算も削られてますけどね。
③予約した本が全然回ってこない、どうなっているのか。
→前に借りられている人が返さないと本は回ってこないですよね、予約が50人とか100人いたら何ヶ月もかかるのは子供でも分かりますよね。図書館が、意地悪で止めているわけではありません。
そんな意見はなぁーー、まとめて固い箱に入れて投げ返してポイよーー!!
byしろくま