あの日の君に会いにいく。
映画情報
タイトル:夏へのトンネル、さよならの出口
原作:八目迷『夏へのトンネル、さよならの出口』
監督:田口智久
制作会社:CLAP
公開年:2022年
上映時間:83分
主題歌:eill「フィナーレ。」
カテゴリ:SF青春映画
満足度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆/5
『夏へのトンネル、さよならの出口』本予告映像【2022年9月9日(金)公開】 - YouTube
あらすじ
そのトンネルに入ったら、あるものを失う代わりに欲しいものがなんでも手に入るという“ウラシマトンネル”が存在する、という噂があった。
掴みどころがない性格の塔野カオルと、東京からの転校生の花城あんずは、この不思議なトンネルを調査し、それぞれの欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。
登場人物
*塔野カオル(鈴鹿央士)
とある事故により最愛の妹を亡くした田舎の高校生。芯のない冷めた性格をしており、流されるままに日々を過ごしていた。
*花城あんず(飯豊まりえ)
東京から転校してきた少女で、カオルのクラスメイト。クールな外見とは裏腹に情熱と憧れを宿している芯の強い性格で、周囲と衝突することもある。
シリーズ情報
無し
映画レビュー
夏に気軽にサクッと見れる映画ですね。
青春ボーイミーツガール作品みたいな、ライトノベルが原作なのもあり、甘酸っぱい青春にSF要素プラスみたいな。
上映時間も80分くらいと少し短めだが、ストーリーは綺麗に纏まっているし、映像は綺麗で見応えもあるよ。
所々に、30代に刺さる演出があります。
今でいうガラケーでメール打つ際に、片手でカチカチ打つ音とか、充電器繋げる時のカチッという音とか、メールをセンターに問い合わせないと来ないとか、今に比べると不便だが懐かしく、そして楽しかった思い出が蘇りました。
電話帳交換時の赤外線通信は、導入された時は便利だったなー。
MDプレイヤー短い命だった。持ってた。
映像も透き通った綺麗さがあり、水族館と花火のシーンはなかなかではないかと。
その為だけに入れたシーンな気もしないでもない。
最初から最後までサクサク、サクサクとイベントが消化されていく。
出てくる2人の掘り下げとかもサクッとしているので、もう少し主人公達周りの事を入れてくれても良かったかなとか思ったりする。
まぁ、ボーイミーツガールものはこれくらい軽い感じの方が見やすくて良いかもしれない。
気持ちよく見れて満足感もあるけど、あまり記憶には残らないみたいな。
面白い短編を読んだ感じに似ている。
足りないぐらいがちょうど良い。
ラストはあんずが駅で泣いている時に、画面外から、カオルが初めての時と同じように声をかけて傘を差し出して終わるのかと思って期待していたら、その後結構ありました。
ビニール傘は錆びちゃうよね。
”これは2人だけの秘密”
byしろくま