しろくまライブラリー

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【映画】「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」ジョン・ワッツ監督

全ての運命が集結する

基本情報

タイトル:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

原題Spider-Man: No Way Home

原作:スパイダーマン

監督:ジョン・ワッツ

制作会社: コロンビア・ピクチャーズ、マーベル・スタジオ、パスカル・ピクチャーズ

公開年:2022年

上映時間:148分

主題歌:無し

カテゴリ:アクション映画

満足度:★★★★★/5

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告3 1月7日(金)全国の映画館で公開! #全ての運命が集結する ── - YouTube

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あらすじ

 前作でミステリオを倒したピーターだったが、ミステリオが残した映像をタブロイド紙の「デイリー・ビューグル」が世界に公開したことで、ミステリオ殺害の容疑がかけられてしまったうえに正体も暴かれてしまう。マスコミに騒ぎ立てられ、ピーターの生活は一変。身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求める。

登場人物

*ピーター・パーカー(トム・ホランド

初代スパイダーマン。科学好きのおとなしい学生。力を手に入れてからの変化が激しい。内気で煮え切らない性格で、スパイダーマンの能力を手に入れた後もトラブルに巻き込まれ続ける。自分で作るものはスーツだけで、ウェブの能力も蜘蛛由来で手首から出せる。トビー・マグワイア

 

*ピーター・パーカーアンドリュー・ガーフィールド

2代目アメイジングスパイダーマン。明るくおしゃべり、父親であるリチャード・パーカーの死の真相に迫るなど、探究心が強い。ヒロインのグウェンにもアプローチし、親密な関係を築くなどリア充感漂う主人公。ウェブはオズコープ社が開発したものを盗用し、ウェブシューターも自作である。

 

 

ピーター・パーカートミー・マグワイア

3代目MCUスパイダーマン。明るく、幼い少年のような若いヒーロー。無邪気な少年であり、親友のネッドとはずっと仲良し。アイアンマンとも仲良しで、友達が多い。ウェブもウェブシューターも全て自作で、さらにトニー・スタークが開発したスーツにはAIや強力な武器が備わっており多彩な能力を持っている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(C)2021 CTMG. C &TM  2021 MARVEL. All Rights Reserved.

 

コメント

 1作目スパイダーマン ホームカミング」、2作目「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」に続く、「スパイダーマン」シリーズの第3弾。全スパイダーマンシリーズだと8作目にあたる。

 この映画の話をする前にまずは、スパイダーマンシリーズについて少しお話ししなければなるまい。

スパイダーマンは今のMCUシリーズのが3代目にあたり、実は今までに3人スパイダーマンがいるのです。細かく書くとこんな感じ。

初代シリーズ(トミー・マグワイア

 ①『スパイダーマン』(2002)

 ②『スパイダーマン2』(2004)

 ③『スパイダーマン3』(2007)

アメイジングシリーズ(アンドリュー・ガーフィールド

 ④『アメイジングスパイダーマン』(2012)

 ⑤『アメイジングスパイダーマン2』(2014)

MCUマーベル・シネマティック・ユニバース>シリーズトム・ホランド

 ⑥『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)

 ⑦『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)

 ⑧『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022)←イマココ

という感じです。シリーズが変わるとスパイダーマンの中身とストーリーがリセットされると分かればOK。

 私は初代スパイダーマンシリーズの①『スパイダーマン』から観ていたんですが、初代が好きでした。この初代シリーズをこれから観続けていけると思っていた、しかし、その夢は3作で終わってしまうのです。

 そして、唐突に始まるアメイジングスパイダーマンシリーズ。そして、また死ぬベンおじさん。まぁ、配給会社と監督がケンカしたからね、仕方ないね。新しいスパイダーマン観られるなら最初からになってもしょうがないよね、新しい敵に期待だね。。。2作で打ち切り。

 そしてこんにちは、MCUスパイダーマンシリーズ。もう勘弁してください、またベンおじさんの死を観なくてはならないのかと、べんおじさんでなくなってたけど。主人公のピーター・パーカー君3人目だよ、君は何人いるんだい?どうせ、またちょっと嵌ってきたところで、4人目に変わるんだろみたいなやさぐれになりました。

※ここからやっとこの映画の感想です。

 そんな荒んだ心を持ってしまった、スパイダーマン大好き人間を救ってくれたのが、この映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でした。

 今回は、みんなに正体バレちゃって困ってるから、助けてドクター・ストレンジで、みんなの記憶消せばいいんじゃね?失敗したら過去の敵がいっぱい出てきたよ。でもこの敵はMCUスパイダーマンは知らないぞ。みたいな感じです。

 過去のヴィラン出てきてくれたのめっちゃ嬉しかった。あの好きだった初代シリーズのグリーンゴブリンやドクター・オクトパスでてきた時テンション上がりまくりでした。ちょっとギャグキャラになってたけど。相変わらず、グリーンゴブリンはしっかり悪役してくれて、嫌な仕事をしてくれますね。

 そこは置いといて、やはりメインは各シリーズのピーター・パーカーが集合すること、そして、3人で兄弟のようにして軽口を言い合うところとか素晴らしい、長男がトミー、次男がアンドリュー、三男がトムみたいな。腕から糸出せるの?君はアメイジングだよとか完璧かよ!!マグワイア、今回は殺さずに済んだね。ガーフィールドがMJを助けた時のあの表情、今回は助けられたやん。。。。

 3人のスパイディの協力戦闘シーンは見応えバッチリですよ。

 本当に今回は脚本が上手くまとめられており、MCUシリーズの集大成というより、初代からのスパイダーマンの集大成としての映画でファンサービスだったと思う。マルチバースパラレルワールド)を使って、過去の作品を無かったことにせず、その全てがスパイダーマンなんだと教えてもらえたところが救いであったと思う。

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 ”ピーター1ピーター2ピーター3!!

byしろくま