哲学とは、青春論だ。正解のないことを、自分に問い続けよう。
基本情報
タイトル:眠れなくなるほど面白い哲学の話
著者:中谷彰宏
出版社:リベラル社
ISBN:9784434274008
カテゴリ:一般
分類:104
満足度:★★★★☆/5
内容目次
まえがき
序章 どうして、哲学が気になるのかな。
第1章 やっぱり、幸せがいいね。 古代ギリシャ
第2章 「リーダー」がいれば、困難を乗り越えられる。 宗教
第3章 「自分が動くこと」で、世界を変えられる。 ルネサンス
第4章 「学ぶこと」で、人は成長できる。 産業革命
第5章 「面白がること」が、未来をつくる。 現代
あとがき
コメント
哲学に興味はあるけれど、手始めにどんな本に手をつけたら良いだろう…?この本は、そんなときに最もとっつきやすい本の一つです。
古代ギリシャのソクラテスに始まり、ソクラテスの考えに対して弟子のプラトンはこう考え…それより前に中国では孔子が…というように、色んな哲学者の考えを時系列順に辿っていく内容となっています。
著者がなかなかユニークな書き方をされる方で、哲学者のことをオジサンと呼んだり、「この話を高校生にすると、大体こんな反応が返ってきます」といった小話が出てくるところがおもしろい。
また、「時代を生き抜くために」として、それぞれの哲学者の考えに関連した一言アドバイスが添えられており、自己啓発書のような味もあります。
まずこれを読んで、気になる哲学者を見つけて、次にその哲学者に関する本を探すのが、ふぇれっとのオススメルートです。
なお、ドイツ語圏に愛着があるふぇれっとは、以前よりニーチェとカントが気になっています。それに加え、諸子百家も興味深いなーと思ったのが今回の収穫でした。
”フルマラソンの山場は、最後まで走り切ることではなく、朝、会場に行くかどうかです。”
byふぇれっと