司書の読みもの【小説】
それは本のプロフェッショナルである、司書のしろくまとふぇれっとが読んだ、好みに偏りまくった本についての感想と紹介である。
もちろんネタバレ全開だー!!
思ったことをダイレクトに表現しますぞ。
首を洗って待ってたかい?
あらすじ
『戯言』シリーズの第7弾。
玖渚盾、十五歳。パパの戯言とママの法則を携えた平凡な女子高生が、人類最強の請負人に誘拐されて、玖渚機関の玖渚城に送り届けられてしまう。
ほんのかんそーう
一度完結した戯言シリーズの数年ぶり?数十年ぶり?の続編新作ということで、懐かしさもあり期待値は高めだったのがよくなかったかもしれない。
戯言遣いの娘が主人公ということで、戯言遣いも青色サヴァンも出てきません。
娘である盾の頭の中では多少登場するが、物語には関わってこないのは寂しいね。
戯言を聞きたかった...............
人類最強は登場されますが、移動要員ぐらいだし。
玖渚機関が関わってくるが、新キャラ登場して、すぐ退場し、後は推理パート。
結末もいまいち盛り上がらなかったかな........
戯言シリーズ1作目も異能者バトルものではなく、推理ものであったが、もっとワクワクした気がする。
殺し名や呪い名、元チームのメンバーとかが出てきて欲しい感はありますね。
やっぱり、西東天(人類最悪)といーちゃんがいないと........
ここから、玖渚盾シリーズで物語が続いていくなら次巻からに期待ですね。
満足度:⭐️⭐️☆☆☆ 2/5
本の情報
著者:西尾維新
出版社:講談社ノベルス
カテゴリー:小説
ページ数:272ページ
映像化:なし
ISBN:978-4065302347
登場人物
*玖渚盾(くなぎさじゅん)
今回の語り部でNEW主人公。戯言遣いと青色サヴァンの子供、哀川潤に事故られ誘拐される。
シリーズの主人公にして語り部だった(過去)。本名不明、玖渚盾の父親。
*玖渚友(くなぎさとも) ・青色サヴァン・死線の蒼(デッドブルー)
青い瞳と青い髪を持つ、引きこもりの美少女。サヴァン症候群、玖渚盾の母親。
*哀川潤(あいかわじゅん)・人類最強
全ての世界を股にかける人類最強の請負人。
シリーズ情報
・クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識
・クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子
・サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し
・サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄
・ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
・ネコソギラジカル(上) 十三階段
・ネコソギラジカル(中) 赤き征裁 vs. 橙なる種
・キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘 ←イマココ
外伝作品
・哀川潤の失敗
・最強シリーズ
・人類最強のヴェネチア
らくがき
”パパの戯言シリーズその100 戯言だけどね。”
byしろくま