壁にぶつかってどうしようもなくなって……でも、いつだって朝は来る。
基本情報
タイトル:彼女が天使でなくなる日
著者:寺地はるな
出版社:角川春樹事務所
カテゴリー:小説
満足度:★★★/5
映像化:なし
あらすじ
舞台は星母島(ほしもじま)という小さな島。
子どもに関わる願いを叶えてくれるという言い伝えがあるこの島には、さまざまな願いを持った人々が訪れる。星母島で民宿兼託児所を営む千尋は、彼らの思いを見届けると共に、自分と周りの人々の願いにも思いを巡らせていく。
登場人物
主人公。星母島で「民宿 えとう」を営む、不愛想ではっきりした物言いをする性格の女性。子どもに好かれやすい特性を活かして、一時期は保育士やベビーシッターの仕事をしていた。
*大野麦生(おおの むぎお)
「民宿 えとう」に住み込み、千尋の手伝いをしている男性。島ではなく本土出身だが、千尋に付いてくる形で星母島に移住した。人当たりが良く子どもの扱いも上手い反面、時折容赦ない言葉を放つときもある。
コメント
星母島が実在する島なのかは分かりませんが、島という狭いコミュニティの特徴をうまく描いていました。読んでいるときは面白くてどんどん読んだけれど、読後に思い返すと、どんな話だったかがあまり思い出せない…記憶障害…。
最初はタイトルの意味が分かりませんでしたが、読んでいくとちゃんと分かってくるのでご安心を。
”あなたのほんとうの願いは、べつのところにあるのではないですか?”
byふぇれっと
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